| ←戻る |
| 岐阜新聞掲載記事 |
|
「ジャズは笠原から」
初のCDは「テイク・ゼロ」 医業の傍らジャズ・ライブを定期的に催す土岐郡笠原町一九六六、藤井医院院長の藤井修照さん(六三)がこのほど、同院併設のスタジオFで収録したジャズドラマー森山威男さんのリーダーアルバム「テイク・ゼロ(take O zero)」を発売した。ライブ十周年を機に、プライベートレーベル「Fレーベル」を創設しジャズの普及に乗り出したもので、「スタジオFならではの出来」と藤井さんは第一弾発売への熱い思いを語っている。
スタジオFは一九八九年にオープン。以来、「Fコンサート」と銘打ち国内外トップジャズメンのライブをプロデュースしてきた。秋吉敏子、山下洋輔、菊地雅章、ルー・タバキン、マル・ウォルドロン、エディ・ゴメスらそうそうたる顔触れ。百五十席ほどのアットホームな雰囲気を慕い県外から駆け付けるファンも多く、それはプレーヤーでも同様で、秋吉さんらは毎年のように来演している。 こうしたライブの魅力に加え、スタジオFならではの音楽を楽しんでもらおうと今回の「Fレーベル」スタートとなった。第一弾に登場のドラマー森山威男さん(多治見市在住)は、医大時代のジャズバンド部で自らスティックを手にした藤井さんが、“師匠”とするドラマーで、Fコンサートの“顔”でもある。 メンバーは森山さんはじめ、ベース・望月英明、ピアノ・田中信正、テナーサックス・音川英二のカルテット。録音は名盤を数多く手がけた及川公生さんが担当し、四月に収録された。 プライベートレーベルとはいえアットホームな音作り、日本を代表するドラマーの作品は音楽関係者の話題を呼び、「ゼロからの新たな勝負に出た傑作」(「スイングジャーナル」)、「最優秀録音賞」(「ステレオ」)などと高い評価が寄せられた。 藤井さんは、「Fコンサート」は音楽好きの多くのボランティアで支えられ、演奏家と聴衆が“対話”できる場というのが大きな特色。「テイク・ゼロ」の原曲はすべて日本のものばかりで、森山さんの意気込みが伝わってくる。「『今、ジャズは笠原から』と自負している。熱気とぬ くもりあるそのサウンドを、ライブ活動とともにCDで広めていくことができたら最高に幸せ」と話している。 |
| ←戻る |